久しぶりに…

ものすごく久しぶりに『鋼の錬金術師』を観た。

このアニメ(漫画)俺の中では一番だな、

この同じ名前の作者実は女性なんだよな〜。

だから、絵が繊細で綺麗なんだよな〜。

銀の匙』も大好きだ。

引き込まれる、どんな話でもこの人が描くと、

人間味溢れてて、本音の部分多くて尊敬してしまう。

話は逸れてしまったけれど、

なぜ『鋼の錬金術師』かというと

僕には兄弟がいた。

過去形。

そう。

亡くなったのだ。

病気?

いや、事故?

う〜ん、

事故って言えば事故。

よくあるバイク事故。

でも、実は殺人事件。

もちろん、警察は面倒くさそうに事故で片付けた。

これは本当の話。

根拠は?

弟は、とあるチームにいた、

しかし、誰も人を殺めた奴がいるほどの神戸のバカなチーム。

当時は警察内でもチームは目をつけられ疎まれていた。

まあ、それはわかる。

アンパンやドラッグに手を出していた奴もいた。

周りの説得もあり、立ち直り人が変わったように真面目に働いてチームを抜けた弟。

3ヶ月ぶりの仕事休みの日事件は起こった。

チーム仲間に呼び出され、てい良くどんちゃん騒ぎ。

惜しまれるように、またなと送り出され、

仕事用のカブで仲間を家まで送る弟。

時間は夜中の1時ごろ。

何もないカーブで事故。

6時間生死を彷徨ったが、死亡確認。

脳への損傷が激しくガードレールへの頭部激突が原因。

後ろに乗っていた少年はとっさに飛び降りかすり傷。

僕はその頃仕事で山口県徳山市にいた

仕事を終え家に帰ると留守番電話が点滅。

留守番電話を聞いいて唖然と立ちすくみ、

「もしもし、仕事かな携帯の番号わからないから帰ったら電話ちょうだい。

こうちゃんが、事故でさっき亡くなった。番号は○✖︎〇〇○✖︎」

聴き終える頃には膝をくずしていた。

電話をかける、今でも覚えている通話内容

「気を落とさんと聞いて、こうちゃん亡くなって、お父さんにも連絡がつかないから、連絡とって!そしてこの電話切ったらすぐ来てちょうだい。通夜の手配やらなんやら、こっちでやっといたから。場所は神戸市北区〇〇…、おかさんへは伝えといたから、あんたのところ複雑やから、今日顔見てもらったから…、わかった?気を落とさず気をつけてきなさい。」

言葉もなかった。

嘘だ!

ついこの前電話で話したし。

嘘だ!

涙が伝って落ちる。

嘘だ!嘘だ!何かの間違いや!他人だって、間違えてんねんって!

嘘だ!嘘だ!何かの間違いや!他人だって、間違えてんねんって!嘘だ!嘘だ!何かの間違いや!他人だって、間違えてんねんって!嘘だ!嘘だ!何かの間違いや!他人だって、間違えてんねんって!嘘だ!嘘だ!何かの間違いや!他人だって、間違えてんねんって!嘘だ!嘘だ!何かの間違いや!他人だって、間違えてんねんって!嘘だ!嘘だ!何かの間違いや!他人だって、間違えてんねんって!嘘だ!嘘だ!何かの間違いや!他人だって、間違えてんねんって!嘘だ!嘘だ!何かの間違いや!他人だって、間違えてんねんって!嘘だ!嘘だ!何かの間違いや!他人だって、間違えてんねんって!嘘だ!嘘だ!何かの間違いや!他人だって、間違えてんねんって!嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ。

エンドレス。

電話の後、父に電話。

もうその時はすでに何を話したか、電話したことさえ推測だった。

何も考えることができす。

車に乗り込み。

最寄りの新幹線の駅へ。

最終が間に合う。

山口発新大阪行き。

車の中で流れるBACK-TICKの音楽。

僕は、振り払うように大音量で流し、

全てを払拭するように、大声で呪文を詠唱するがごとく。

嘘だ嘘だ嘘だ!

と繰り返しながら向かった。

神戸について弟のいる斎場までタクシーを飛ばす。

気づいたら斎場前の道。

「俺、何でここにいるんだっけ…」

肩を落とし頭を垂れとぼとぼと歩き中へ入る。

弟らしき人が棺桶に寝かされている。

普通は布団でしばらく寝かせていろいろするのだが、

検視され、綺麗にされた上での頭の損傷がひどく棺桶だということらしい。

遺体を目の前にしても信じることができない現状。

それからは、寝ることができず。

親戚の用意した葬儀とは別に、

家族でも葬儀を執り行った。

その葬儀は立派だった。

突然の訃報にも、

それまでに関わった方や友人、

引っ越していった幼馴染まで来てくれていた。

人望の厚さがうかがえる。

悪いグループにいても、

弟は優しく人気者で、誰からも愛されていた。

チームに所属していなければ、

両親が分かれていなければ、

僕がそばにいてあげれば…。

尽きない。

僕の時は、多分誰もいないだろう。

誰も…。

弟はみんなに愛されていた。

ひょうきんで、可愛らしく、活発で、何をやらせても人並み以上。

物怖じなく、悪ガキとも仲良く接していた。

どこか憎めない奴だった。

例えばおもちゃ屋のプラモのコンテストに出せば大人に混じって賞をとる。

少年野球はもちろん4番でショート。

小学校のテストはいつも満点。

勉強は宿題だけ。

周りには、いつも誰か集まっていた。

僕は、対照的だった。

体は弱く、病気がち、小学生低学年では、お漏らし。

もちろん大きい方も恥ずかしくて我慢していてお漏らし。

それを周りからいじられ虐められ。

よくあるパターン。

何をやっても、いつも、どうせ弟みたいに喜ばれないから…

と卑屈になって手を抜く。

病気がちでよく休むから、勉強は遅れる。

そんな父親からは、知恵遅れ扱い。罵られ、いらない子認定。

母親も、今思えば強い子に育てようと努力していたのだろう。

そして卑屈で根暗の僕に腹正しかったのもあるだろうし、

僕が原因で、夫婦喧嘩していたのだろう。

そして、あまり好きではなかったのだと思う。

後で聞いた話だが、お袋は昔僕のように体の弱い子

だったのだという。そして、強くなった。

僕にもそうなって欲しかったのだろう。

そうならない僕を、どうやら同族嫌悪していたらしい。

躾けという名の暴力は絶え間なかった。

今だから話せるが、一升瓶を抱え包丁を握りしめ

「お前殺して私も死ぬ!」

と喚き散らしていたことも数知れず。

おかげで、僕の本性は今でも。

卑屈で、根暗。

人付き合い苦手のコミュ症。

見た目で人を判断する奴はクズだなんて、

今思えばバカだなって思うくらい。

誤解を招く格好したり。

今でもバカだ、もちろん今一番聴いている音楽は

amazarashi 風に流離い♫

根っこは変わんないな〜。

 

そして、弟の葬儀の日

チームの仲間は現れた。

遠巻きに何人ものやつが見ていた。

僕は、威嚇し、こっち来たら殺さんとばかりに睨み付けた。

お前らが悪い。

バタバタとした日は過ぎて、

弟の住み込み先へ荷物を取りに行く。

服、バイクなど。

ほとんどが盗まれていた。

現金も通帳も。

極めつけは、当時本人が持っていた、財布は事故現場から200メートル足らずのところで中身だけ抜かれて届けられた。

その学生証は僕が今も持ち続けている。

そのあと、おかしいと思った僕は。

頭を下げて調査依頼。

剣道等の師匠である警察官にお願いし調べてもらうも、

上からの圧力があるらしく、チームの評判もあり。

粘るも事故で終わりという回答。

昔の友人のつてで色々探り入れてもらった。

「本人らは、反省しているらしい。

軽い気持ちで、怪我さしてやれ!

そんな気持ちで、仕組んだらしい。

荷物とか、バイクは多分チームの他の

奴らが、盗んでいったらしい。」

葬儀の後実家にも仲間連中が窃盗に入ったと、

親父から聞かされた。

鍵を持っていたらしく、鍵を変えてからはないらしい。

もちろん警察に調べたことを伝えても、

相手にされず、今日に至る。

その後、僕も調べることをやめ、

確かに、弟の才能や人柄に嫉妬した。

しかしそれ以上に僕の支えでもあった。

弟の命を奪った奴らは今もどこかの町で

家族を持ち、そんなことも忘れ、

のうのうと暮らしている。

今でもそんな奴らが幸せに暮らしているのが腹が立つ。

見つけたら、殺してやりたいと今でも思う。

それが正直な気持ちだ。

弟は18歳で全てを失った。

もちろん、俺の夢の一つも。

そりゃ、弟の子供を面倒みたり、一緒に酒酌み交わしたり。

したかった。

 

こうちゃん、今年も来たよ。

お袋とはそっちで会えたか?

ありがとうな。

また来年も来るから。

瞼を閉じて手を合わせる。

京都大谷廊にて。